二次無負荷電圧とは、二次巻線に抵抗などの負荷を何も繋がずに測定した二次電圧のことです。
このとき、一次側に電流計を直列に挿入すれば、変圧器の励磁電流と呼ばれる電流を測定することができます。
一つ注意点があり、電流計には真の実効値測定ものを使用しなければなりません。励磁電流の波形が正弦波ではないからです。
無負荷試験において測定されたと入力電圧との関係は、だいたい一次と二次の巻数比になっているはずです。
有名な電圧が巻数の比によって決定されるという関係はこの無負荷時に、最も再現されやすいと言えます。
逆に、負荷を接続したときは巻数比通りの二次電圧は得られにくくなります。